ダウンロード

遠距離恋愛の交通費、会いに行く費用を公平に分けるには

会うための積立をつくり、新幹線や飛行機の交通費と迎える側の出費を公平に分担。遠距離恋愛で片方だけが負担し続けないための考え方を解説します。

夜明けの駅のホームで再会するカップル。ひとりはスーツケースを引き、もうひとりはスマートフォンを手にしている

都合のつく週末に限って運賃が跳ね上がる。移動する側は空港や駅までの交通費も払い、仕事を調整し、何時間も移動に費やします。迎える側は部屋を片付け、食料品を買い、思っていたより多くの現地の予定を負担します。会うたびに別々の出来事として扱っていると、ふたりとも本当に努力しているのに、年末になって片方が「この関係を自分ばかりが支えてきた」と感じることがあります。

遠距離恋愛の交通費を分けるには、目に付きやすい1枚の切符ではなく、何回も会うことを前提に考えます。続けられるルールとは、ふたりの予算に合い、お金、迎える側の負担、そして行き来を繰り返す労力のバランスがとれたものです。

会うためにかかる費用の全体を計算する

50/50などの比率を決める前に、希望するペースで会うと実際にいくらかかるのかを見積もりましょう。ルートによって、次のような費用を含めます。

  • 飛行機、新幹線、高速バス、ガソリン代、高速道路料金
  • 空港や駅までの往復の交通費
  • 手荷物、座席指定、必須の手数料
  • どちらの家にも泊まれない場合の宿泊費
  • 食料品、食事、現地での交通費
  • ふたりで選んだアクティビティ
  • 払い戻しできない変更やキャンセル
  • 海外で会う場合のモバイルデータ通信や旅行保険

個人的な買い物、思いつきのプレゼント、ひとりだけのアップグレードは共有の合計に入れません。1回の旅行についてはカップル旅行の費用の分け方のガイドが役立ちます。この記事では、繰り返しの移動を無理なく続ける方法を扱います。

会う頻度より先に、それぞれが積み立てられる額を決める

「どのくらいの頻度で会いたいか」の前に、「毎月いくら積み立てられるか」を考えましょう。カナダ金融消費者庁(Financial Consumer Agency of Canada)は、予算を収入・貯蓄・支出のバランスをとる計画と説明し、貯蓄目標をその一部に組み込むよう勧めています。会うための積立も、そうした具体的な目標の1つにできます。

6か月または12か月の期間で考えます。

  1. 現実的な回数を決める
  2. 1回あたりの費用の全体を見積もる
  3. 回数分を合計する
  4. すでに貯めてある額を差し引く
  5. 残りを予約までの月数で割る

その月額を払うためにクレジットカードの借入を抱えたり、支払いが滞ったり、大切な目標をあきらめたりする必要があるなら、そのスケジュールはまだ無理があります。会う頻度、日程、交通手段、現地での出費の計画を変えましょう。

離れて暮らすということは、日々の生活を2つ維持するということでもあります。自由に使えるお金をすべて関係のために使うよう、どちらかに求めるべきではありません。住まい、健康、家族の事情、地元の友人づきあい、個人の貯蓄も変わらず大切です。

1回きりで終わらないルールを選ぶ

ほとんどの状況は、次の4つのモデルでカバーできます。

モデル仕組み向いているケース主なリスク
移動する人が自分の交通費を払う会いに行く側が交通費を払うルートや会いに行く回数が同じくらい片方しか移動できないと成り立たない
移動する側と迎える側で役割分担移動する側が運賃、迎える側が合意した現地の費用を払う合計額がおおむね近い食料品やお出かけ代では高い運賃と釣り合わないことがある
共同の積立ふたりで事前に積み立て、会う費用はそこから払う合計を1つにしてわかりやすくしたい拠出額と対象となる出費のルールが必要
収入に応じた分担共有の費用をそれぞれが一定の割合で負担する自由に使える収入に大きな差がある収入が変わったら割合も変える必要がある

組み合わせ型のほうが実用的なこともあります。たとえば、運賃の積立には45/55で入れ、合意した食料品は迎える側が払い、個人の出費は別にする、という形です。カップルの公平な分担の計算ツールで、均等な分担と収入に応じた分担を自分たちの数字で比べてみましょう。

ルールは一文にまとめます。「3月までは毎月60,000円を45/55で積み立てる。積立からは都市間の交通費と駅・空港までの交通費を払う。食料品は迎える側が持つ。外食は共有のグループに入れる」。具体的な一文があれば、予約のたびに一から話し合い直さずに済みます。

家賃を持ち出さずに、迎える側の費用を認める

迎えるのにもお金がかかります。食料品が増える、迎えに行く交通費や駐車場代、洗濯、家の外での食事やお出かけが増える、などです。これらは実際の費用なので、記録して構いません。

だからといって、家賃を日割りで請求したり、シャワー1回ごとに値段をつけたり、家事に請求書を出したりする必要はありません。意味のあるカテゴリについて合意しましょう。会うために買った食料品は共有にしてもよい。迎える側がいずれにせよ払う家賃は対象外。ふたりとも必要と認めたホテルなら共同の予算に入れられる、といった具合です。

労力も大切です。蓮さんが家族の介護をしているため、移動できるのがさくらさんだけなら、蓮さんが運賃を多めに分担したり、現地での共有の費用を持ったりするのもよいでしょう。交代で移動できるなら、距離だけでなく、乗り継ぎ、出発時刻、休みの取りやすさ、運行の確実さも比べましょう。

移動時間に時給をつける必要はありません。次に誰が移動するか、スケジュールを変えるべきか、お金の分担が今も釣り合っていると感じられるかを判断する材料に使いましょう。

例:1年で6回会うための積立

陽菜さんと大輝さんは6回会う計画を立てています。今の運賃1つに頼るのではなく、1回あたりの上限の目安を決めました。

  • 都市間の往復交通費:90,000円
  • 両側での駅・空港までの交通費:9,000円
  • 食料品と一緒に過ごす予定の費用:21,000円

年間の上限は720,000円、月にすると60,000円です。この計算に使うと決めた自由に使える収入のうち、陽菜さんが45%、大輝さんが55%を占めています。毎月の拠出額は、陽菜さんが27,000円、大輝さんが33,000円です。

条件に合う運賃を見つけた人が支払い、グループに記録します。現地の交通費や一緒に食べた食事は、その都度追加します。1回の費用が120,000円を下回れば、残りは次回に回します。運賃が上限を超えそうなときは、以前の余りを使うか、一時的に拠出額を増やすか、日程を変えるかを予約の前に決めます。

これらの金額は方法を示すための例で、特定のルートの一般的な運賃ではありません。実際の都市、通貨、自由に使える収入、会う頻度で計算してください。

高い運賃、キャンセル、収入の変化について合意しておく

相手に確認せずに予約しない金額の上限を決めておきましょう。また、次のことも決めておきます。

  • マイルやポイントは負担分なのか、プレゼントなのか、単なる支払い手段なのか
  • ひとりの好みで行った変更の費用は誰が払うか
  • 返金があったとき、もとの支出から差し引くのか、積立に戻すのか
  • ふたりに影響するキャンセルをどう扱うか
  • 転職や収入の変化があったら、いつ拠出の比率を見直すか

海外で会う場合は、元の金額と通貨を残し、同じ支出を二重に換算しないようにしましょう。詳しい手順は複数通貨での旅行費用の分け方のガイドで解説しています。

予算を気持ちの強さを試す道具にしないでください。借金をしなければ希望のペースを保てないなら、一時的に会う回数を減らすのはお金の判断であって、愛情の大きさを測るものではありません。

コーヒー1杯ごとではなく、サイクルごとに見直す

2〜3回会ったら、計画と実際を比べてみましょう。

  • それぞれが何回移動したか
  • それぞれがいくら拠出し、いくら立て替えたか
  • 迎える側のどの費用が見えないままになっていたか
  • 移動時間の負担が主にひとりに偏っていなかったか
  • 次のサイクルもふたりの予算に合っているか

食事のたびに精算する必要はありません。共有の費用を記録し、相殺を積み重ね、残高がまとまった額になったら送金しましょう。そのうえで、あとから取り決めを書き換えるのではなく、これから会うときのルールを調整します。

公平な仕組みがあっても、距離がなくなるわけではありません。それでも、距離を越えるための努力が見えるようになり、同じ財布が毎回の再会を背負い続けることを防げます。TakeControl をダウンロードして会うためのグループを作り、次の旅を、先延ばしにした話し合いではなく計画から始めましょう。

出典と確認

  • Making a budget — Financial Consumer Agency of Canada (参照日 )
テキスト・音声・レシートで数秒で支出を追加できる TakeControl
iOS・Android に対応
TakeControl を今すぐダウンロード
App Store から ダウンロード
今すぐ手に入れよう Google Play

よくある質問

決まったルールはありません。毎回の運賃を分ける、会いに行く側を交代する、収入に応じて出す、共同の積立を使う、などの方法があります。どちらがよく移動するかも考えに入れ、移動する人が全額払うものと決めつけず、予約の前に話し合いましょう。

合計額や会う頻度がおおむね釣り合っていれば公平といえます。まず運賃、現地の交通費、食料品、一緒に過ごす予定の費用を見積もりましょう。どちらかの役割が明らかに高くついたり負担が大きかったりするなら、上乗せして出すか、別の分け方を選びます。

今後6か月または12か月で無理なく会える回数を見積もり、交通費と共有の費用を足して、残りの月数で割ります。そのうえで、それぞれの拠出額を決め、運賃や収入、会う頻度が変わったら見直しましょう。

通常は必要ありません。乗り継ぎ、休みの取得、疲れは公平さを話し合う材料になりますが、時給で請求すると見せかけの正確さが生まれるだけです。ルートを交代する、現地の費用を多めに持つ、会う頻度を変えるなどの形で、相手の負担に報いることができます。

交通費は「ふたりが会うための費用」と考え、自動的に移動する人の個人的な出費にはしないことです。もう一方は、ふたりの予算に応じて運賃を分担する、現地での合意した費用を持つ、積立に多めに入れる、といった形で負担できます。

会うためのグループを作り、支出ごとに支払った人と対象の人を記録して、合意した分け方を適用します。立て替えは残高で相殺されます。TakeControl は数字を整理しますが、チケットの予約、積立金の保管、送金は行いません。

ブログに戻る